ブログに戻る
マーケティング13分で読める

ペルソナ作成 - 誰に届けたいかを考える

ブログを始めるにあたって、誰に向けて書くのかを明確にするためにペルソナを作ってみた。AIも活用した作成過程を共有。

Key Takeaways

  • 「誰に向けて書くか」を明確にすることで記事の質が上がる
  • AIはペルソナ作成の強力な補助ツールになる
  • メインターゲットは1〜2人に絞るのが効果的

「誰に読んでほしいの?」という問い

ブログを始めると決めた時、僕は記事のテーマやデザインのことばかり考えていた。何について書こうか、どんなレイアウトにしようか。ワクワクしながらあれこれ考えていた。

でも、ある時ふと立ち止まった。

「そもそも、このブログは誰に読んでほしいんだろう?」

この問いが浮かんだ瞬間、自分が大切なことを見落としていたことに気づいた。誰に向けて書くかが決まっていなければ、文章のトーンも、扱う内容の深さも、使う言葉も決められない。「みんなに読んでほしい」というのは、実は「誰にも刺さらない」ということなのだと。

そんな時に出会ったのが「ペルソナ」という考え方だった。

ペルソナとの出会い

ペルソナとは、自分のコンテンツを届けたい理想の読者像を、具体的な一人の人物として描き出すことだ。名前、年齢、職業、趣味、悩み、日常生活まで、まるで実在する人のように設定する。

マーケティングの世界では当たり前の概念らしいけど、僕は全く知らなかった。AIに「ブログのターゲット設定について教えてください」と聞いた時に、初めてこの言葉を知った。

最初は「そこまで細かく設定する必要があるのか?」と半信半疑だった。個人ブログなのだから、自分が書きたいことを書けばいいんじゃないかと。

でもAIの説明を読み進めるうちに、ペルソナを設定することの本質的な意味が分かってきた。それは「誰かのために書く」ということだ。自分のために書く日記と、特定の誰かに届けるための記事は、全く違うものになる。

AIと一緒にペルソナを作ってみた

さっそくペルソナ作りに取り組んでみることにした。とはいえ、やり方がよく分からない。そこでまたAIの力を借りることにした。

まず、AIに自分のブログのコンセプトを伝えた。「AI初心者が学びながら成長していく過程を記録するブログです。どんな人がこのブログに興味を持つと思いますか?」と聞いてみた。

AIは複数のパターンを提案してくれた。テクノロジーに興味はあるけど触れたことがない会社員、副業に興味がある20代、新しいツールを取り入れたいフリーランスなど。どれもなるほどと思える提案だった。

でも、僕はここであることに気づいた。一番届けたい相手は、数ヶ月前の自分自身なんじゃないか?

AIに興味があって、なんとなく使ってみたいと思っているけど、何から始めたらいいか分からない。周りにAIに詳しい人がいない。ネットで調べても専門的な情報ばかりで、初心者目線の情報がなかなか見つからない。そういう人だ。

メインペルソナ「ユウタさん」の誕生

AIと対話を重ねながら、僕はメインペルソナを一人設定した。名前は「ユウタさん」としてみた。

ユウタさんのプロフィール:

  • 30代前半の会社員
  • IT企業ではない一般企業で事務系の仕事をしている
  • パソコンは日常的に使うが、プログラミング経験はない
  • ニュースでAIの話題をよく見かけるようになり、気になっている
  • ChatGPTの名前は知っているが、まだ本格的に使ったことがない
  • 「自分の仕事にAIを活用できたらいいな」と漠然と思っている
  • でも、何から始めればいいのか分からない
  • 周りにAIに詳しい友人や同僚がいない
  • 専門用語が多い記事を読むと、途中で離脱してしまう
  • 実際に使った人の体験談に信頼を感じるタイプ

このペルソナを作った瞬間、頭の中でモヤモヤしていたものが一気にクリアになった

ペルソナがあると記事の書き方が変わる

ユウタさんというペルソナが明確になったことで、記事を書く時の判断基準がハッキリした。

言葉選びが変わった。 以前は無意識に「LLM」「トークン」「パラメータ」といった専門用語をそのまま使っていた。でもユウタさんはそんな言葉を知らない。だから、専門用語を使う時は必ず簡単な説明を添えるようになった。

内容の深さが変わった。 技術的に深い話を掘り下げたい衝動があっても、「ユウタさんに必要な情報はどこまでか?」と考えることで、適切な深さで止められるようになった。

構成が変わった。 ユウタさんは忙しい会社員だ。だから、記事の冒頭で結論を示し、興味があれば詳細を読み進められる構成を心がけるようになった。

ペルソナは、書く内容を制限するものではない。書く内容を「研ぎ澄ます」ためのツールだ。

ペルソナ作成でAIが特に役立った点

今回のペルソナ作成で、AIは本当に頼りになる存在だった。特に以下の点で助けられた。

1. 視点の拡張 自分一人で考えると、どうしても自分の経験や先入観に引っ張られる。AIに「このブログに興味を持ちそうな人は他にいますか?」と聞くことで、自分では思いつかなかったターゲット層が見えてきた。

2. ペルソナの具体化 「30代の会社員」だけでは漠然としすぎる。AIに「もっと具体的な悩みや日常を描写してください」と頼むと、驚くほどリアルな人物像を提案してくれた。その中から自分の感覚に合うものを選び、調整していった。

3. ペルソナ視点でのフィードバック 記事の下書きをAIに見せて「ユウタさんの視点で読んだ場合、分かりにくい部分はありますか?」と聞くと、初心者が躓きそうなポイントを指摘してくれた。これは一人では絶対にできないことだ。

ただし、AIの提案をそのまま使うのではなく、自分の実感と照らし合わせて調整することが大切だと感じた。AIは統計的なパターンからペルソナを提案してくれるが、最終的に「この人に届けたい」という情熱は、書く側の人間にしかないものだ。

ペルソナ作成の実践ステップ

僕の経験をもとに、ペルソナ作成の手順をまとめてみたい。これからブログを始める人の参考になれば嬉しい。

ステップ1:自分のブログの核を言語化する まず、自分のブログが何について書くのか、一言で説明できるようにする。「AI初心者の成長記録」「料理初心者の挑戦日記」など。これがペルソナ作成の出発点になる。

ステップ2:AIに相談してターゲット候補を出す ブログのコンセプトをAIに伝えて、「どんな人が読者になりそうか」を聞いてみる。複数のパターンが出てくるはずだ。

ステップ3:一番届けたい人を一人選ぶ 複数の候補の中から、一番届けたい人を選ぶ。迷ったら「過去の自分」を選ぶのが確実だ。自分が困っていたことは、同じように困っている人がきっといる。

ステップ4:具体的な人物像を作り込む 名前、年齢、職業、趣味、悩み、日常を設定する。ここでもAIに手伝ってもらえる。大事なのは、その人がリアルに想像できるくらい具体的にすること。

ステップ5:定期的に見直す ブログを続けていく中で、実際の読者の反応を見ながらペルソナを調整する。最初に作ったペルソナが完璧である必要はない。

「その人のために書く」ということ

ペルソナ作成を通じて、僕が一番大きく変わったのは書く姿勢だ。

以前は「自分の学びを記録する」という意識が強かった。もちろんそれも大切だけど、ペルソナを設定してからは「ユウタさんの役に立つことを書く」という意識が加わった。

不思議なもので、特定の誰かのことを思い浮かべながら書くと、文章に温かみが出る。説明が丁寧になる。読みやすさを意識するようになる。「みんな」に向けて書いた文章より、「あなた」に向けて書いた文章の方が、結果的に多くの人に届くのだ。

もし、このブログを読んでくれているあなたが「ユウタさん」に近い人なら、僕の記事が少しでも役に立っていたら嬉しい。そして、もしあなたもブログを始めるなら、ぜひ「誰に届けたいか」を最初に考えてみてほしい。

その一人が見えた瞬間、書くことがもっと楽しくなるはずだから。

よくある質問

FAQ

#persona#marketing#blogging#target-audience