Claude Codeでアプリを作ってみた
プログラミング未経験の自分が、Claude Codeを使って実際にアプリを作ってみた。驚きと学びの記録。
Key Takeaways
- ▸プログラミング未経験でもClaude Codeでアプリが作れる
- ▸AIに指示を出す「プロンプト力」が開発の鍵
- ▸完璧を求めず、まず動くものを作ることが大切
プログラミングなんて自分には無理だと思っていた
正直に告白する。僕はずっと、プログラミングは自分には縁のない世界だと思っていた。
学生時代、授業で少しだけプログラミングに触れたことがある。画面に表示された英語の羅列を見て、頭が真っ白になった。何が何を意味しているのか全く分からない。「;」を一つ忘れただけでエラーになる。なぜ動かないのか、エラーメッセージを読んでもさっぱり分からない。
その経験がトラウマになって、「プログラミング=自分には無理なもの」という等式が頭に焼き付いていた。
でも、AIを使い始めてからいろんな記事を読む中で、「AIがコードを書いてくれる」という話を何度か目にした。最初は「そんな簡単にいくわけないだろう」と思っていた。でも気になって調べているうちに、Claude Codeというツールに出会った。
Claude Codeとの出会い
Claude CodeはAnthropicが提供しているAIコーディングアシスタントだ。簡単に言えば、「日本語で作りたいものを説明すると、AIがコードを書いてくれる」というツールだ。
これを知った時、心の中で二つの感情が戦っていた。
一つは期待。もし本当に日本語の指示だけでアプリが作れるなら、プログラミングのトラウマを克服できるかもしれない。
もう一つは恐怖。また「自分には無理だ」と思い知らされるかもしれない。
結局、このブログのコンセプトでもある「挑戦してみる」精神が勝った。ダメならダメで、その経験を記事にすればいい。そう自分に言い聞かせて、Claude Codeを使ってみることにした。
最初のアプリ ー 何を作ろうか
まず悩んだのが「何を作るか」だった。
プログラミング未経験者が最初に作るべきアプリとして、いろんなサイトで「ToDoリスト」が推奨されていた。でも僕は少し違うものを作りたかった。自分が実際に使いたいと思えるもの。
考えた末に決めたのが、シンプルなメモアプリだった。テキストを入力して保存できる。それだけの機能。派手さはないけど、自分が日常的に使えるものにしたかった。
「こういうものが作りたい」を言葉にする
Claude Codeに向き合って、まずは自分が作りたいものを説明してみた。
最初の指示はこんな感じだった。「シンプルなメモアプリを作ってください。テキストを入力して保存できる機能があればOKです。」
するとClaude Codeは、あっという間にコードを生成し始めた。画面にコードが次々と表示されていく。正直、そのコードの内容はほとんど理解できなかった。でも、AIが何かを作ろうとしているということは分かった。
そして数分後、目の前にメモアプリの原型が現れた。
テキストを入力するエリアがあって、保存ボタンがあって、保存したメモが一覧で表示される。自分が言葉で説明したものが、本当に目の前に現れたのだ。
手が震えた。大げさじゃなく、本当に。
試行錯誤の始まり
もちろん、最初からすべてが完璧だったわけではない。
デザインは正直なところ味気なかった。機能も最低限だ。でも、動いている。自分がテキストを入力して保存ボタンを押すと、ちゃんとメモが保存される。これだけで感動だった。
ここから、少しずつ改善を重ねていった。
「デザインをもう少しきれいにしてほしい」とClaude Codeに頼むと、見た目が整った。「メモを削除する機能を追加してほしい」と言えば、削除ボタンが現れた。「メモの検索機能がほしい」と伝えると、検索バーが追加された。
自分の言葉で指示を出すだけで、アプリが進化していく。 この体験は、プログラミングに対するイメージを根本から変えてくれた。
壁にぶつかった瞬間
もちろん、すべてが順調だったわけではない。
何度か、思った通りに動かないことがあった。AIに指示を出しても、自分のイメージとは違うものが出来上がることがある。最初は「なんで分かってくれないんだ」とフラストレーションを感じた。
でも、ここで気づいた大切なことがある。問題は自分の「指示の出し方」にあったのだ。
「もう少しきれいに」という曖昧な指示では、AIも何をすればいいか分からない。「背景色を白にして、フォントサイズを大きくして、余白を増やしてほしい」と具体的に伝えると、自分のイメージに近いものが出来上がる。
これは以前の記事でも書いたプロンプトの話と同じだ。AIに具体的に、明確に指示を出すスキルは、コーディングの場面でも最も重要なスキルだった。
エラーとの戦い ー AIが味方になる
開発を進めていく中で、何度もエラーに遭遇した。画面にエラーメッセージが表示されるたびに、学生時代のトラウマがフラッシュバックする。
でも今回は違った。エラーが出たら、そのままClaude Codeに伝えればいいのだ。
「こういうエラーが出ました。直してもらえますか?」と、エラーメッセージを共有する。するとAIは原因を分析して、修正してくれる。時には「この部分が問題だと思われます。こう修正しました」と説明を添えてくれることもある。
エラーが怖くなくなった。 これは自分にとって革命的な変化だった。エラーは「失敗」ではなく「改善のチャンス」だと思えるようになった。なぜなら、エラーを解決するたびにアプリは確実に良くなっていくからだ。
完成した時の感動
何日かかけて、メモアプリがひとまず完成した。
テキストの入力と保存、削除、検索。シンプルだけど、自分が「こういうものが欲しい」と思ったものが、目の前に存在している。しかも、プログラミングの知識がほぼゼロの自分が作ったのだ。
画面を見ながら、しばらくぼーっとしてしまった。
「自分にもできたんだ」
この感覚は、AIを使い始めてから最も強烈な成功体験だったかもしれない。プログラミングは自分には無理だと10年以上思い込んでいた。その思い込みが、Claude Codeによって打ち砕かれた。
学んだこと ー コードを理解する大切さ
一つ正直に書いておきたいことがある。Claude Codeが生成したコードの中身を、僕は完全には理解していない。
動くものは作れた。でも、「なぜこのコードで動くのか」を100%説明しろと言われたら、できない部分が多い。これは課題だと思っている。
AIに頼りきりになるのではなく、生成されたコードを少しずつ読んで理解していく努力が必要だ。今は基本的な部分だけでも読めるように、少しずつ勉強を始めている。
完全に理解してから始める必要はない。でも、「作りながら学ぶ」という姿勢は忘れないようにしたい。
プログラミング未経験者へのアドバイス
最後に、同じようにプログラミングに苦手意識を持っている人へ。
まず、小さなものから始めてほしい。 最初から壮大なアプリを作ろうとしなくていい。メモ帳でも、カウンターでも、何でもいい。「これが動いた!」という小さな成功体験を積み重ねることが一番大切だ。
完璧を求めなくていい。 最初のバージョンが粗くても、動くことが重要だ。デザインは後から直せる。機能は後から追加できる。まずは「動くもの」を作ることに集中してほしい。
エラーを恐れないでほしい。 AIがいる今、エラーは一人で戦うものではなくなった。エラーが出たらAIに相談する。それだけで、ほとんどの問題は解決に向かう。
プログラミングは、もう特別な人だけのものじゃない。AIという最強の相棒がいれば、初心者でも自分のアイデアを形にできる。
次回は、作ったアプリをインターネット上に公開する方法について書いてみたい。「作ったはいいけど、どうやって世の中に出すの?」という疑問に、僕の実体験で答えてみる。